@article{oai:yachts.repo.nii.ac.jp:00000083, author = {慶徳, 民夫 and 丹野, 克子 and 有馬, 喜代子 and 千葉, 登}, journal = {山形保健医療研究 = Yamagata Journal of Health Sciences}, month = {Jan}, note = {論文(Article), 本研究の目的は,東北地方の一地方都市に住む健康に関心のある地域住民を対象として現在の居住環境を把握したうえで,高齢者と中年者の将来の居住に関する意識の違いを明らかにし,いつまでも住み慣れた住居で在宅生活を送ることができるための居住環境条件を明らかにすることである.対象は,A県にある人口約8万人のA市に居住し,平成23年6月~8月の3ヶ月間に市の健康づくり課が関わる健康教育事業および健康相談事業に参加した151人である.内訳は,65歳以上(以下,高齢群)が85人(56.3%),64歳以下(以下,中年群)が66人(43.7%)であり,男性22人,女性129人であった.方法は,現在の居住状況や住居に対する将来の居住意向等,21項目の自記式調査票を作成し回答を得た.回答結果は,記述統計処理を行った後,各群間において項目毎にχ2検定を行った.現在の居住環境において,高齢群と中年群で比較した結果,「寝室の階層」(P<.001),「玄関以外の出入り口の有無」(P =.003),「玄関扉の形状」(P =.006)で有意に違いがあった.今後の居住への意識では,高齢群は中年群に比べて,「杖が必要になった場合でも」,「起居要介助になった場合でも」,「認知症になった場合でも」,今の住宅に住み続けられると考えていることが明らかとなった.また,現在の居住環境と今後の居住継続への意識との関係では,今の家で暮らしていきたいと考えている人は,「玄関が引き戸」,「玄関以外の出入り口がある」,「縁側がある」,「浴槽に入りやすい」という環境だった.以上より,今の家でいつまでも暮らしていくための居住環境要因には,年代による差と現在の居住環境の違いがあることが示唆された. キーワード:居住環境,意識,居住継続性,高齢者,中年者}, pages = {9--19}, title = {在宅で暮らし続けるための居住環境要因 : 東北地方の一都市における高齢者と中年者との意識の違い}, volume = {16}, year = {2013} }