@article{oai:yachts.repo.nii.ac.jp:00000163, author = {Yuji, Nakazumi and Kiyoko, Takahashi and Asako, Hiratsuka and Haruo, Komazawa and Tsuguo, Asakura}, journal = {山形保健医療研究}, month = {Mar}, note = {脳損傷32例を対象に,標記3種の正中神経刺激により生じた短期及び中期の潜時体性感覚誘発電位(SEP)を比較検討した.同時両側刺激により生じた短期SEP及び中期SEPは,片側刺激で生じたものよりも明瞭で,波形の再現性がよく,ピーク値の同定も容易であった.しかし,9例においては片側刺激では記録されなかった新たな損傷部位の幾つかのピーク値を両側同時刺激で認めた.これらのピーク値は,非損傷部位の片側刺激で記録されたN17,P20,N29,N32,P40,N60に類似していた.一方,交替性両側刺激で生じた中期SEPをみると,右側刺激時の波形と左側刺激時の波形は類似しており,同じ様な記録と馴化を認めた.また,交替性両側刺激で生じた中期SEPは,片側刺激で生じた二つの中期SEPにより作り出された波形とほとんど同一であった.両側の正中神経に対する刺激は,相互作用があっても誘発電位には変化を与えない.また,交替性両側刺激は脳損傷患者の中期SEPの記録に有用である, 脳損傷32例を対象に,標記3種の正中神経刺激により生じた短期及び中期の潜時体性感覚誘発電位(SEP)を比較検討した.同時両側刺激により生じた短期SEP及び中期SEPは,片側刺激で生じたものよりも明瞭で,波形の再現性がよく,ピーク値の同定も容易であった.しかし,9例においては片側刺激では記録されなかった新たな損傷部位の幾つかのピーク値を両側同時刺激で認めた.これらのピーク値は,非損傷部位の片側刺激で記録されたN17,P20,N29,N32,P40,N60に類似していた.一方,交替性両側刺激で生じた中期SEPをみると,右側刺激時の波形と左側刺激時の波形は類似しており,同じ様な記録と馴化を認めた.また,交替性両側刺激で生じた中期SEPは,片側刺激で生じた二つの中期SEPにより作り出された波形とほとんど同一であった.両側の正中神経に対する刺激は,相互作用があっても誘発電位には変化を与えない.また,交替性両側刺激は脳損傷患者の中期SEPの記録に有用である, 脳損傷32例を対象に,標記3種の正中神経刺激により生じた短期及び中期の潜時体性感覚誘発電位(SEP)を比較検討した.同時両側刺激により生じた短期SEP及び中期SEPは,片側刺激で生じたものよりも明瞭で,波形の再現性がよく,ピーク値の同定も容易であった.しかし,9例においては片側刺激では記録されなかった新たな損傷部位の幾つかのピーク値を両側同時刺激で認めた.これらのピーク値は,非損傷部位の片側刺激で記録されたN17,P20,N29,N32,P40,N60に類似していた.一方,交替性両側刺激で生じた中期SEPをみると,右側刺激時の波形と左側刺激時の波形は類似しており,同じ様な記録と馴化を認めた.また,交替性両側刺激で生じた中期SEPは,片側刺激で生じた二つの中期SEPにより作り出された波形とほとんど同一であった.両側の正中神経に対する刺激は,相互作用があっても誘発電位には変化を与えない.また,交替性両側刺激は脳損傷患者の中期SEPの記録に有用である, 脳損傷32例を対象に,標記3種の正中神経刺激により生じた短期及び中期の潜時体性感覚誘発電位(SEP)を比較検討した.同時両側刺激により生じた短期SEP及び中期SEPは,片側刺激で生じたものよりも明瞭で,波形の再現性がよく,ピーク値の同定も容易であった.しかし,9例においては片側刺激では記録されなかった新たな損傷部位の幾つかのピーク値を両側同時刺激で認めた.これらのピーク値は,非損傷部位の片側刺激で記録されたN17,P20,N29,N32,P40,N60に類似していた.一方,交替性両側刺激で生じた中期SEPをみると,右側刺激時の波形と左側刺激時の波形は類似しており,同じ様な記録と馴化を認めた.また,交替性両側刺激で生じた中期SEPは,片側刺激で生じた二つの中期SEPにより作り出された波形とほとんど同一であった.両側の正中神経に対する刺激は,相互作用があっても誘発電位には変化を与えない.また,交替性両側刺激は脳損傷患者の中期SEPの記録に有用である}, pages = {69--73}, title = {片側性,同時両側性,又は交替性両側性正中神経刺激により生じる中期の潜時体性感覚誘発電位の比較}, volume = {3}, year = {2000} }